加納麩のこだわり
焼麩一筋 六代目 加納の麸
近江の国、滋賀の城下町彦根の麩屋でございます。
焼麩にこだわり、先代から伝えられた昔ながらの製法で、
今も造り続けている。手間ひまかけて焼き上げた麩は、
変わらぬ味と懐かしい風味を提供してくれます。
ひとつひとつ手作業で造り上げた焼麩は、原料である小麦粉本来の味を残しつつ焼き上げた際の香ばしさも相まって、絶品となる。
「加納の麩でないと・・・」と言っていただくことに最高の感謝と喜びを感じ、これからも毎日の製品造りをより丁寧に行っていきたい。
北海道産小麦粉100%使用
麩は安価で保存がきく上、高タンパク・低カロリーの健康食材として
古くから親しまれてきましたが、昔と違い国産の小麦を使用した麩は少なくなっています。
なぜなら外国産小麦のほうが低価格で流通しており、商品価格を少しでも安くするためにはそれが求められるからです。
しかしながら、外国産小麦は輸入の際に害虫が付かないよう殺虫剤が噴霧されることが多々あります(ポストハーベスト農薬)。
国内産の食品にはこの農薬使用が原則禁止となっています。
食の安全面と味の良さを考えて、国産小麦を使用した焼麩を造り始めようと考えたのが20年前。
品質が良く、麩の製造に適した小麦が北海道産であったことから、すべての原材料(小麦粉グルテン・小麦粉)を移行し、添加物である重曹(膨張剤)も使用せずに造り上げたのが、【国産小麦100% おつゆ麩・すきやき麩】無添加食品としてアトピーなどのアレルギーをお持ちの方々、また、こだわり食材をお求めの方々に好評を得ております。
離乳食・美容食になぜ良いの?
消化がよく、高タンパクで低カロリー!プロリン含有量は?
『麩』は原料のほとんどが小麦粉と小麦蛋白(グルテン)で造られており「良質のたんぱく質」 といわれています。
胃の中で大部分が[脳髄の発育に必要なアミノ酸の約60%を占めるという《グルタミン酸》]に変化するそうです。
育ち盛りのお子さまの脳の発育には、とっておきの食材といえるでしょう。
グルタミン酸は脳の中で情報を伝える神経伝達物質の材料となって、学習能力をアップさせたり物忘れを防いだりするといわれています。
タンパク質は身体の基礎を作る食材なので、ダイエット中でも必ず必要な栄養素。
低カロリーなので、その分だけ量を多く食べられます。
*グルテンに多く含まれているアミノ酸「プロリン」
城西大学教授の真野博さんによると、麩にはアミノ酸の一種「プロリン」が豊富に含まれているとのこと。
乳製品や大豆などにも多く含まれますが、麩はプロリンを含む食品のトップクラスなんだそうです。
プロリンとは、体内でコラーゲンの部品になる大切なアミノ酸。肌のもっちり効果が期待できるそうです。これは食べなくても体内で作ることもできますが、食べればさらに効果抜群とのこと。
- 【プロリン含有量(100gあたり)】
- 焼き麩・・・3800mg
- 豆腐・・・390mg
- ヨーグルト・・・350mg
どうして麩には「プロリン」が多いの?
その理由は、麩の製造工程にありました。
麩を造るにはまず原料である小麦粉に水を混ぜて生地にしたあと、それを水で洗っていきます。そうして、何度も何度も洗っていくと、でんぷんが洗い流されて「グルテン」が残ります。プロリンはこのグルテンの中に多く含まれていたのです。
麩はこれに、再び小麦粉を混ぜて焼き上げていくのですが、大量にグルテンを使うため、食品の中でも極めて高いプロリンの含有量を誇っていたのです。
離乳食での使い方は?
麩はだし汁でやわらかく煮てあげて下さい。離乳食初期は、すりおろしたりスプーンでつぶしてあげて下さい。
どんなスープにでも応用できますね!簡単で栄養価もUPです。
大切なお子さまには、無添加の国産小麦100%のおつゆ麩がおすすめです。